オリンピックで活躍するレベルの、女子フィギュアスケート選手を育成しているロシアのエテリコーチ。
エテリコーチの選手は使い捨て発言がやばいと話題になっています。
また厳しい食事制限で拒食症になった選手や、薬物容認の闇が気になる方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事ではエテリコーチの
- 選手は使い捨て発言
- 厳しい食事制限
- 薬物容認の闇
- 娘
について解説します。
エテリコーチの使い捨て発言が闇
エテリコーチの「選手は使い捨て」発言が闇だと言われています。
しかし実際は「選手は使い捨て」ではなく過去に、
という発言が、選手を使い捨てにしていると言われている原因です。
エテリコーチの指導する選手たちは、とても引退年齢が早いことで有名です。
ザキトワ選手はわずか17歳、メドベージェワ選手も21歳で世代交代と言われ2022年北京オリンピックに出場できませんでした。
日本の選手はこちらです。
伊藤みどり(92年アルベールビル銀=22歳)22歳引退
八木沼純子(88年カルガリー14位=14歳)21歳引退
荒川静香(06年トリノ金=24歳)24歳引退
安藤美姫(07年世界選手権V=19歳、11年世界選手権V=23歳)25歳引退
浅田真央(10年バンクーバー銀=19歳、14年ソチ6位=23歳)23歳1年休養へ
引用:日刊スポーツ
日本でもロシアほどではありませんが、20代前半で引退することが多いようです。
フィギュアスケートは選手生命の短いスポーツだということがわかりました。
しかしロシアは日本よりもさらに選手生命が短いですね。
そのためエテリコーチは、優秀な選手が出てくるとその選手を優先するようになってしまうそうです。
若い才能ある選手を優先
エテリコーチは指導する中で新たに若い優秀な選手が現れると、
それまで指導してた選手よりも優先
で、新しい選手を指導します。
例を挙げますと、2014年ソチオリンピックで金メダルを取得したリプニツカヤ選手。
15歳で金メダルを取得し、とても話題になりましたよね!
エテリコーチにもスポットライトがあたり、とても有名になりました。
しかしリプニツカヤ選手より2歳年下のメドベージェワ選手が新たに出てくると、
リプニツカヤ選手よりメドベージェワ選手の育成
に力を入れるようになりました。
この時、リプニツカヤ選手はなんとまだ16歳でした。
日本だとまだまだこれから活躍できる歳ですよね。
残念ながらその後、リプニツカヤ選手は19歳という若さで現役引退してしまいます。
もしも日本人選手だったなら、、
または指導者がエテリコーチではなかったら、、
まだまだ活躍できたのではないでしょうか?
これがロシアの女子フィギュアスケートの闇と言われるところですね。
使い捨てに世間の声
ワリエワ選手のドーピング疑惑より、特に女子でのロシアの選手使い捨てみたいな感じがいや。完全に身体が出来上がる前に4回転連発、数年で消えていく。以前長く活躍した選手いたよね、以前のスルツカヤみたいな大人の選手が全然居ないって異常。年齢制限を17歳位に引き上げるべきだと思う。
— バタカ (@ishitaro11) February 10, 2022
ロシアのこの子たち、4年後は全員いなくて使い捨ての駒なんだよなあと思ってしまってなんかほんとにやるせない気持ちだしそれはそれとしてドーピングでも子どもだから出れるなら昔真央ちゃん子どもだから出さなかったこと思い出して腹立つよな
— 平井なつめ☆☆☆☆ (@natsumeg) February 17, 2022
リプニツカヤは19歳で引退した
ザギトワは休養してる
メドベージェワは補欠にすら選ばれてない(引退って文字も見かけたけど確定した情報じゃない)
みんな1大会限りの、いわば[使い捨て]なんだよ
多分ワリエワにも次なんてないんだよもぉぉぉぉホントに大人たち……
#フィギュアスケート— だれかの (@mcva_who) February 17, 2022
ロシアの選手たちが不憫という声が多いですね。
確かに毎回ロシアは若い選手が話題になりますが、1大会ごとにメンバーが変わっていますよね。
エテリコーチだけでなく、ロシア全体が選手を使い捨てと考えているような印象が持たれます。
エテリコーチの過酷すぎる指導法
エテリコーチは指導が過酷すぎて、ボロボロになって引退する選手が多くいるようです。
エテリコーチの厳しい指導法がこちらです
- 練習中に補水禁止
- 精神的に追い込む
- 極限までの食事制限
それぞれ解説します。
練習中に補水禁止
エテリコーチの指導する練習では、なんと
練習中に水を飲むこと
を禁止されているんだそうです。
フィギュアスケートはかなり体力を消耗するスポーツです。
それなのに水を飲めないとは体にかなり負担がかかっているでしょう。
エテリコーチが指導する選手はこのことを公然と話されているので、当たり前になってしまっているようですね。
ロシアの選手の体がボロボロになってしまうのも無理はありません。
精神的に追い込む
エテリコーチは基本的に選手を褒めることはせず、精神的に追い込まれる選手が多いようです。
メドベデワは2021年8月にユーチューブ(YouTube)でのインタビューで、トゥトベリーゼ氏の指導法は「成果を上げるものの、成長するにつれて、年々耐えるのが難しくなっていく」とコメント。優勝しても何の称賛もしてもらえず、それは「過酷な」経験だったと話した。
引用:Yahoo!ニュース
過酷な練習をのりこえ、優勝しても褒めてもらえないというのはかなり辛かったでしょう。
そして新しい選手が出てくると、見向きもされなくなってしまう。
これではメンタル面でもボロボロになってしまいますね。
そして2022年北京オリンピックでは、優勝候補と言われていたワリエワ選手が表彰台入りを逃しました。
わずか15歳のワリエワ選手はドーピング疑惑が晴れないままの参加だったので、精神的にも不安定だったのでしょう。
そんなワリエワ選手に対し、
と詰め寄りました。
こんな精神状態の中、逃げ出さずに滑っただけでも偉いと思います。
IOCのバッハ会長はエテリコーチの行動に対し、「彼女を”拒絶”しているように見えた」と対応を非難する事態となりました。
せめてコーチだけは、ワリエワ選手の頑張りを認めてあげてほしかったですね。
ワリエワがかわいそう!転倒の瞬間のコーチ陣がヤバイ?転倒続きの裏事情が闇過ぎる!
極限までの食事制限
エテリコーチの指導で、1番過酷と言われているのが、
極限までの食事制限
です。
エテリコーチは、選手を毎日体重計に乗せて100g単位で体重管理をしているそうです。
「五輪前の合宿で朝、昼、晩と1日に3回体重を計って、私はとても体重に注意して、同じ体重をキープすることを試みました。なぜなら100グラム、これでもう……」と言い、司会者から「100グラム……それは水を少し飲むくらいですね。では、水を飲むのもいけなかったのですか?」と突っ込まれた。
「はい。体重に関して、とてもナーバスになってほとんど水を飲まない時もありました。体重を計る前にひと口飲んで、吐き出しました」とザギトワ。たった100グラムの体重を巡り、水分すら制限して練習に打ち込んでいたという。
引用:スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト
練習中の水分補給で、100gなんて簡単に増えてしまいますよね。
フィギュアスケートというのは、体重が増えることでジャンプのテクニックが変わってしまうそうです。
だからこそエテリコーチは、100g単位で管理していたんでしょう。
しかし思春期の女の子にとってかなり過酷なことですよね。
成長が止まってしまう可能性もあります。
極限までの食事制限で、ロシアの選手が身体がボロボロになるのもわかります。
エテリコーチの指導によってボロボロで引退した選手は?
エテリコーチの厳しすぎる指導によって、ボロボロになってしまった選手はこちらです。
- ザキトワ選手
- リプニツカヤ選手
- メドベージェワ選手
それぞれ解説します。
ザキトワ選手
ザキトワ選手は、体重を測かる前に水を一口飲んで吐き出していたと語られています。
拒食症では極端な体重減少をみることになります。体重減少の程度は、標準体重に比べてどの程度下回っているかという指標で図られます。また食行動の異常としては、隠れ食いや食べたものを後から吐くといった行動を呈することもあります。
引用:medical note
一度口にしたものを吐き出すのは、もう拒食症の症状と言っていいでしょう。
リプニツカヤ選手
リプニツカヤ選手は、2017年9月に自身が拒食症だったことを公表しています。
拒食症は21世紀の病気です。とてもよく起こる問題です。残念なことですが、みんながみんな、それを克服できるわけではないんです。拒食症についてオープンに話せば、こんなふうにはならないだろうと思いました。残念なのは、なぜもっと早く言えなかったのかということです。なぜなら、すべては何年も続いてきたからです。
引用:HUFFPOST
リプニツカヤ選手は、競技人生を全うできなかったと語られています。
もしも指導者が違うかったならば、リプニツカヤ選手はもっと長い期間選手として活躍できたのかもしれませんね。
メドベージェワ選手
メドベージェワ選手は、2021年1月に自身が摂食障害であることを公表しています。
「身長と体重はどれくらいですか?」という質問に、メドベージェワは「158センチで、体重はおよそ33キロから59キロの間です。病気の後は、一昼夜続けて食べることを余儀なくされます」と話している。26キロもの変動があるという衝撃的な答えだった。
引用:スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト
26キロも体重の変動があるってすごいことですよね。
しかしプロスポーツの世界で摂食障害はよくあることなんだそう。
それでも特に女子フィギュアスケート界では重大な問題なのではないでしょうか?
これだけ有名な選手たちがみんな摂食障害に苦しんでいるのは、かなり深刻な問題だといえますね!
エテリコーチは薬物容認していた!?
エテリコーチはなんと薬物容認しているようなんです。
というのも、エテリコーチはドーピングしても試合に出場できる16歳未満をメインで育成しています。
実は世界ドーピング防止規程により、
16歳未満の関係者は「保護されるべき者」である
と示されているため、16歳未満であればドーピングが発覚しても出場できます。
16歳を超えるとドーピングで出場できなくなるので、それも選手の使い捨てと言われる一つの理由です。
そしてエテリコーチが指導しているジュニア選手が、「正しいドーピング」という言葉を口にしています。
フィギュアスケート女子で13歳のジュニア選手、アナスタシア・シャボトワ(ロシア)が21日、自身の写真共有アプリ「インスタグラム」で「正しいドーピングが必要だ」と語った。この仰天発言が波紋を呼び、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)はフィギュアスケート選手へのドーピング検査強化の意向を示した。
引用:産経新聞
エテリコーチはジュニア選手にドーピングがダメなこととは指導せず、
禁止薬物を正しく使用する
ようにと教えているということですね。
なのでエテリコーチは、薬物容認しているということです。
エテリコーチだけでなくロシア全体で薬物容認?
エテリコーチは薬物容認していることがわかりましたが実は、
ロシアは国家ぐるみで薬物を容認
しています。
ロシアは、ドーピングを国家ぐるみで隠していたことがバレて大会への出場を禁止されています。
14年ソチ冬季五輪におけるロシアの国家ぐるみのドーピング違反は、16年リオデジャネイロ五輪の直前に発覚した。世界反ドーピング機関(WADA)がロシアの全面的な参加禁止を求めた。
引用:bbc news
なので実はロシア人選手たちは、
潔白を証明できた選手だけが個人資格で参加
という形で参加しています。
なのでエテリコーチが薬物容認しているというより、ロシア全体が薬物容認を容認しているということです。
エテリコーチの娘について
エテリコーチには実は1人娘がいらっしゃいます。
名前 | ダイアナ・デイビス |
生年月日 | 2003年1月16日 |
身長 | 162cm |
出身地 | アメリカネバダ州ラスベガス |
エテリコーチの一人娘はダイアナ・デイビスさんという方で、アイスダンスのROC代表選手です。
難聴
エテリコーチの娘、ダイアナ・デイビスさんは実は難聴なんです。
ダイアナ・デイビスさんが2歳半の時、服薬した抗生物質の副作用により難聴になってしまいました。
治療のためにドイツへ渡って治療したものの、完治できず今に至ります。
元々はエテリコーチ同様、フィギュアスケートの選手をされていました。
しかし難聴が原因でバランスが取りにくく、アイスダンスに転向したんだそうです。
フィギュアスケートでは、ジャンプがあるので難聴があるとバランスが取りづらく危険です。
アイスダンスでの音楽を聴く分には問題ないようですね!
エテリコーチの娘は、難聴があるため、唇を読む読唇術を身につけているんだそうです。
フィギュアがダメでもアイスダンス、聞こえづらくても読唇術と非常に前向きな方ですね!
エテリコーチが怖い!トルソワがハグを拒否した理由が闇すぎる!
まとめ:エテリコーチの使い捨て発言が闇!薬物容認や食事制限が原因でボロボロで引退
この記事ではエテリコーチの、
- 選手は使い捨て発言
- 厳しい食事制限
- 薬物容認の闇
- 娘
について解説しました。
エテリコーチの選手は「若いうちに活躍して早く引退」というスタンスで指導しています。
そのため選手を使い捨てしていると言われています。
摂食障害を引き起こすほどの厳しい食事制限で、多くの選手がボロボロになってしまっています。
エテリコーチだけでなく、ロシア全体で薬物容認しているので闇が深いですね。
エテリコーチには一人娘がいて、幼少期に難聴になりましたがアイスダンス選手として活躍されています。
少しでもロシアのフィギュアスケート選手の負担が減ることを祈ります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。