現代のアイドル事情のをこれほどにまでなく描写したことで話題となった、アニメ「推しの子」
その2期の主題歌を担当したGEMN(ジェム)は、元Sexy Zoneの中島健人さんとシンガーソングライター・キタニタツヤさんによるユニットとして結成されました。
しかし同じ音楽関係とはいえ、少し方向性も違う二人。
一体、中島健人さんとキタニタツヤさんはどのようにしてコラボに至ったのでしょうか?
二人の関係性が気になるところですね!
そこで今回は、
- 中島健人とキタニタツヤがコラボに至った経緯
- 「ファタール」制作にあたって二人が思ったこと
- 中島健人、自身を「星野アイ」と重ね合わせていた
- 中島健人とキタニタツヤはプライベートでも仲良し?!
について、まとめてみました。
中島健人とキタニタツヤの関係や年齢差は?
推しの子第2期のオープニング曲「ファタール」でコラボとなった、中島健人さんとキタニタツヤさん。
お互いの年齢差は2歳差で同世代ではありますが、コラボするきっかけはなんだったのでしょうか?
ここでは、知られざる二人の関係についてチェックしていきましょう!
それぞれの役割
中島健人さんとキタニタツヤさんの関係、それはレストランでいうところの「ウェイターとシェフ」に似ています。
ざっくりと説明すると、
- 中島健人さん・・・ウェイター
- キタニタツヤさん・・・シェフ
といったところでしょうか。
どういうことかというと、ファタールを仕上げるにあたって作曲と歌唱とでお互いがイイ感じに役割分担ができていたんです。
ファタールのお仕事は最初、キタニタツヤさんの元に依頼がきました。
キタニタツヤさんはその時
と思ったそうです。
あと、自分はクリエイターとして、ものをつくるのは好きだけど人前に立ってパフォーマンスすることはまだまだだなと思っているので、人前に立って自分を魅せることをキャリアとして長くやってきた人と一緒に仕事できるんだったら、自分にとっても学びになると考えたんです。
引用元:MEN’S NON-NO Web
そこでキタニタツヤさんはSexy Zoneの元メンバーとしてアイドルの実績もある中島健人さんに、
と、歌唱をお願い。
すると中島健人さんは、
と、あっさり快く引き受けてくれたそうなのです。
曲を作るキタニタツヤさんと、それを歌う中島健人さん。
まさに料理を作るシェフと、それをお客さんに運んで届けるウェイターの関係に近いですね!
ちなみに、なぜキタニタツヤさんは数多いアイドルの中から中島健人さんを選抜したのか。
その辺りについては後ほど解説いたします。
コラボ以前に出会っていた?!
さて、中島健人さんとキタニタツヤさんの出会いって、実は推しの子の企画が初めてではないんです。
それ以前にも、TBSの音楽番組「CDTV ライブ! ライブ!|」にて二人は共演していたとのこと。
更にキタニタツヤさん、共演後に中島健人さんのことをすっかり忘れていたとのこと。
まぁ、後ほどインタビューで思い出すんですけどね。
キタニ ……思い出したー!! 確かに向かいにいた! 俺はそのとき、リョクシャカ(緑黄色社会)としゃべってました(笑)。まだ全然ワイプに慣れてない頃だったから、ワイプで抜かれる健人さんを見て「カッコいいな」と思った記憶がある。
引用元:SPUR.JP
逆に中島健人さんは、キタニタツヤさんのことをしっかりと覚えていたとのこと。
中島健人 いや、俺は覚えてる。「CDTV(ライブ!ライブ!)」で一緒の回に出てたんだよ。
引用元:SPUR.JP
この後、中島健人さんとキタニタツヤさんはファタールの制作を通じて、すっかり意気投合!
次章からは、いよいよ二人のコラボについて迫ります!
中島健人とキタニタツヤはなぜコラボに至った?
キタニタツヤさんが、中島健人さんをヴォーカリストとして選抜した理由。
それは、中島健人さんのアイドルに対する想いとリンクするものでもありました。
「推しの子」の世界観にピッタリだった
キタニタツヤさんが中島健人さんをファタールのヴォーカリストに選んだ理由。
それは、アニメ「推しの子」の世界観に中島健人さんの内面がピッタリ合ったからだそうです。
キタニタツヤさんは中島健人さんのイメージに関し、推しの子で描かれているアイドルを「まっすぐ体現している」とまで話していました。
『【推しの子】』はアイドルがテーマになっているし、いまアイドルのイメージをまっすぐ体現している人は…ケンティー(中島健人)しかいないよねという話になったんです。
引用元:MEN’S NON-NO Web
そもそもヴォーカルをヘッドハンティングすることになった際、中島健人さんの名前が挙がった経緯までは定かではありませんが、音楽界の天才・キタニタツヤさんのことです。
活躍している人気アイドルについて、当然の如くお名前くらいは知っていたのでしょう。
自分を「星野アイ」と重ね合わせいた
キタニタツヤさんが「体現している」というくらい、推しの子の世界観に近い印象を持つ歌手・中島健人さん。
実は中島健人さんも似たような想いがあるそうです。
そもそもアニメ『【推しの子】』の第1期を観て、アイの姿に自分を重ねてしまうことがたくさんあって、すごく共鳴していました。というか、世の中のアイドルは、アイに共感する部分がきっとあったんじゃないかな。
引用元:MEN’S NON-NO Web
推しの子に登場する星野アイちゃんといえば、表向きには煌びやかな反面で「ビジネスとしての笑顔=嘘≒愛?」という、なんとも複雑な葛藤のシンボルとなった人物。
その葛藤の末に犠牲を伴った最後のシーンは、今思い出しても胸が熱くなりますよね。
アイドルとファンという「心地良くも不安定な関係性」
それは「推し」という存在が身近で当たり前になりすぎた現代において、切実なものであることから、アニメ「推しの子」は多大な影響力をもつ作品となったと思います。
そうした背景と並行して、現にアイドルとして活躍されてきた中島健人さん。
やはり感慨深いものがあったのでしょう。
自身のアイドル活動と第一期のオープニング曲「アイドル」について、次のように語っています。
僕はアイほど紆余曲折のある人生を歩んでないけれど、僕も僕なりにアイドル人生の中でいろいろな苦難を乗り越えてきたから、アイの心情にすごくリンクして、去年は『【推しの子】』という作品とYOASOBIの「アイドル」という曲とともに生きてきた感じがあって。
引用元:MEN’S NON-NO Web
本気でアイドルをやってきた中で、自然と推しの子で描かれるビターな部分と重なった。
おそらくは、キタニタツヤさんにもインスピレーションでそれが伝わったのでしょう。
遠慮は無用の仲
そして二人はタッグを組み、中島健人さんとキタニタツヤさんによる「ファタール」の制作に取り掛かりました。
制作するにあたり、キタニタツヤさんが中島健人さんに抱いていた想い。
それはなんと、
というもの。
キタニ 実は「絶対舐められたくない」って意気込んでいたんです(笑)。だから遠慮せずにズケズケといろいろなことを聞いて。
引用元:SPUR.JP
対して中島健人さんはキタニタツヤさんに対し、丁寧さすら感じていたのだとか。
僕は、伝えたエネルギーをすごく丁寧に受け止めて、丁寧に返してくれる人だという印象を受けました。
引用元:SPUR.JP
お互いに言いたいことを言いやすい関係が構築されていたからこそ、何かを制作する上で重要となる意見交換がしっかりできたのでしょう。
そしてクリエイティブやビジネスの面ではもちろん、実際に二人の仲もステキな関係となったようです。
中島健人がキタニタツヤに与えた影響は?
今回のファタールの制作を通じ、中島健人さんとキタニタツヤさんは互いにクリエイティブの面で分かち合うことも多かったとのこと。
何より、今回の楽曲制作で中島健人さんはキタニタツヤさんの作曲に関し、色々と刺激となる存在だったようです。
また、気になるプライベートでの仲についてもチェックしていきましょう!
「作る」と「歌う」では観点が違う!
先ほどもお話しした通り、ファタールという曲は
- 曲を作る→キタニタツヤさん
- 曲を歌う→中島健人さん
という役割分担を前提として制作されました。
故に、お互い「作る」「歌う」という別の目線からひとつの曲の表現に携わったため、特にキタニタツヤさんはその観点の違いから気づくこともあったようです。
健人さんは、自分のやりたいことがたくさんある人。自分はクリエイター目線で曲に向き合ってしまうから、「いいメロディを乗せよう」「トレンドのサウンドを入れよう」とかそういう細かい考え方になってしまうけど、健人さんはもっとポップな視座に立っているというか、大衆目線に近い。
引用元:SPUR.JP
歌い手の観点から多くの気づきがあった。そのことに関し、キタニタツヤさんは次のように話しています。
健人さんはずっと受け手側の気持ちを考えてきた人じゃないですか。エンターテイナーというか。そういう視点からの意見をもらえたのはすごく良かったですね。
引用元:SPUR.JP
お互い、クリエイターとして充実した楽曲制作だったようですね。
中島健人さんも、ファタールの制作に関して「クリエイティブで贅沢」とご満悦のようです。
中島 “ザ・クリエイティブ”で贅沢な時間だったよね。最初の最初はもっとシンセが強くてテクノっぽい感じだったんですけど、今の自分の気持ちを曲に乗せたくて、最終的には呪文を唱えるようなパートになりました。
引用元:SPUR.JP
お互いにいい仕事ができた二人。
ひとつの楽曲制作を通じて仲間意識も高まったようで、それは友情にも発展していったようです。
スノボやタコパに誘う仲
ファタールのリリースにあたり、お互いを「GEMN」というユニットとすることになった中島健人さんとキタニタツヤさん。
そのGEMN結成のインタビューが行われた時、後半では二人がレジャーの計画を立てる一面も見られました。
キタニ ウィンタースポーツになるけど、スノボに一緒に行きたい! 自分は去年始めて、まだ3、4回しか行けていなくて。初心者だからスノボ友達を探していて。
中島 じゃあ僕で!
キタニ やった、すぐ見つかった(笑)。行きましょう!
引用元:MEN’S NON-NO Web
更にキタニタツヤさん、中島健人さんをタコパにも誘うことに。
キタニ 楽しみです! 温泉をひとつの目標にしつつ、近々実現できる休日の過ごし方として、宅飲みはどうですか? うちでタコパしません?
中島 いいね。これ、普通に遊ぶ約束しただけの時間になっちゃった(笑)。
引用元:MEN’S NON-NO Web
しかし、キタニタツヤさんの自宅にはテレビがない→でもGEMNの出演番組を観ながら呑みたいということから、タコパは中島健人さん宅でする流れに。
ひとつの曲を、お互いの感性をフルに発揮して最高のものに仕上げる。
そのなかで生まれた友情、ステキですね。
以上、中島健人さんとキタニタツヤさんの関係についてまとめました。
今後、何か新しいことが解りましたら追記します。
まとめ:中島健人とキタニタツヤの関係や年齢差は?なぜコラボに至ったのか徹底調査!
- 推しの子2期OP「ファタール」では、中島健人とキタニタツヤが役割分担するかたちで制作
- 主にキタニタツヤが作曲、それを中島健人が歌う形となった
- ファタール制作にあたり、中島健人はキタニタツヤにインスピレーションを与えることも多かった
- また楽曲制作を通じ、中島健人とキタニタツヤはプライベートでも友人関係に
共に「ファタール」という素晴らしい楽曲を生み出し、友情まで芽生えた二人。
中島健人さんはキタニタツヤさんにとって、まさに「完璧で究極のアイドル」だったみたいですね!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。